今回は集団討論に対して不安要素がある方に向けてお話していきたいと思います!
前提として、各自治体で多少方法が違うので、参考になる部分を盗んでいってください!
どの自治体でも使えるような部分をお話ししていきます。
細かい相談は個別で連絡をください!すべてデータでまとめてあります!
集団討論はあなただけではなく、ほかの教員志望の人もいるので、イメージしづらいですよね。
しかも、もう採用試験を複数回受けている「現役の教員」もいるとなると、自信がなくなったり、緊張して思ったような言葉が出てこなかったりします。
私の初めての集団討論練習なんてひどいものでした…自分からしゃべることができない。うまく意見がまとまらない。いきなりあてられて黙ってしまいました…
しかし実は!必勝法があったんです!
何度も集団討論の練習をしていくうちに、その集団は既に私のイメージ通りの討論
「MY WORLD」
になっていました!
今回は必ず集団討論で成功するための「7つのお得情報」と「3つの作戦」をお話ししたいと思います。
1.序章!集団討論7つのお得情報!
2.あらら流!集団討論でのわかりやすいメモのとり方!
3.印象重視!見方・聴き方・メモをとる姿勢!
4.司会はやるべし!練習を重ねれば気が付けばそこは「MY WORLD」
さぁ。今まで自信のなかった集団討論が最後まで読むと、やりたくなってくるでしょう。
実は意外と楽しい、集団討論の世界の入り口にようこそ!
ご案内いたします!
序章!集団討論つのお得情報
作戦に入る前に、集団討論における
「知っておくと得する情報」
を紹介いたします。
集団討論の情報で知っておくといいものは次の七つです。
- 入室→着席合図→説明→考察時間(1分が多い)→面接官による開始の合図→討論→退室
- 受験者は5人から12人程度(当日欠席者がいる可能性もあるので前後します)自治体によって差があります!
- 受験者はAさん・Bさん・CD・・・・とアルファベットや数字で呼ばれることが多い。
- 面接官は2~4人。
- 簡単な半円になって机と椅子、一枚の紙が用意され、討論する。(詳しい形については①に図でご説明いたします)
- 時間が地方自治体によって異なります(私の場合は討論結果報告も含めて35分間でした。)
- 蹴落としあいではなく、仲間であること(意見を否定しない)
上記7つの情報を知っておくメリットトップ3!
- これから出てくる作戦が頭に入りやすい!
- 集団討論怖いな・・・という印象が薄れる!
- ZOOMで練習する場合も、会場をイメージできる!
この情報を知らなかった私は、メモもほとんどとれず、誰が何を言ったかもわからず、緊張した時間だけがただ過ぎていってしまったのを今でも覚えています。
しかし!!!
3回練習したあたりから慣れてきて、自分が思い描いていた集団討論ができるようになっていき、周囲を巻きこむ力が付き始めました。
集団討論練習で、教員としての資質が、大学生ながら洗練されていったのです!
最後の7つ目は見落としがちです。
集団討論は、やろうと思えば全員が高得点を狙えます。
意見を言うのに必死になって、自分の価値観ばかりしゃべってしまうと、目立っていてもマイナスです。
集団討論において大切なのは
「協力姿勢」
なのです。
上記の7つ、イメージは付きましたでしょうか?
それでは作戦に入っていきましょう!!!
あらら流!集団討論でのわかりやすいメモのとり方!
ここでは、たった一枚の紙とペンだけで集団討論の全貌を表す
「自分で作る!集団討論の世界地図」
の作り方を紹介していきたいと思います。
まず、集団討論の代表的な形を知りたいですよね。
こんな感じです。
これをもっと簡略化するとこうなります。
この図なら最初に与えられる1分間でテーマを考えながら書けそうじゃないですか?
最初の1分間で、与えられたテーマを考えながら作る
「あらら流のメモ」
の、例がこちらになります。
ポイントは
- 配置図を描く。
- 誰が何回発言したのかがわかる「正の字」を書く場所を作る。
- その人が何を言ったのかメモをする余白を作っておく。
私の集団討論は、司会をやる前提で書いていますが、もし司会ができなかったとしてもこれは有効です!
正の字を書いておく理由は
「視野の広さ」「気配り力」
の二点をアピールするためです。
詳しくは4.司会はやるべし!練習を重ねれば、気が付いたらそこは「MY WORLD」でお話ししますが、
当日緊張してなかなか自分の意見を言えない仲間がいたときにフォローを出せたり、意見を言いすぎている人がわかったり、集団討論の「バランス」をとることができます。
このメモのとり方は、当時現職であった教育委員会の先生に教えていただいたものにあらら流を付け加えたものになります。
メモを練習していくうちに、討論の全貌がわかってきて、
「あれ?大学生の僕でも、司会できるかも?」
と、考えるようになってきました!
ただ乱雑にメモをとるのではなく全貌が見えるように「地図を描く」つもりでメモをとることで、自信につながったのだと思います!
これができれば、今まで自信のなかったあなたも、少し勇気が湧いてきませんか?
では、次のお話に参りましょう!!!
印象重視!見方・聴き方・メモをとる姿勢!
ここでは、「面接官からあなたがどう見えているのか」ということにフォーカスしてお話ししたいと思います。
メモはあくまでも地図です。自分のためのものではありますが試験の採点に直接かかわるものではありません。
面接官はあなたの「姿」「振る舞い」を見て点数をつけているのです。
ここからは、集団討論において高得点を狙う、満点をとるためのノウハウをお話しします。
見方
ポイントはたったの一つ!!!
「目で見て、体で見る」
たったこれだけで、面接官からの印象が変わります。
目で見るのは言うまでもありません。あなたのかわいい目を、しっかり話している人に向けてください!
最大のポイントは
「体で見る」
ということ。
話している人に体を向ける。ただそれだけです!(正対する)
体を向けて、目で見て、話を聞いてるよ!!!と姿勢でアピールしましょう!
聴き方
ポイントは二つ!
- 耳で聴き・目で聴き・心で聴く
- うなずき
この二つになります
これができると、討論の雰囲気をよくすることができます。
集団討論において一番気にしなくてはならないのが
「意見を出しやすい雰囲気」
です。
では実践するとどのようなメリットがあるのかお話ししたいと思います。
「耳で聴き・目で聴き・心で聴く」
よく学生時代に
「聞く」と「聴く」
の違いについてお話しされている先生がいませんでしたか?
「聞く」・・・音を耳で感じ取る。
「聴く」・・・注意深く、自ら進んで傾聴する。
このような違いがあります。
教員における必要な資質の一つに
「傾聴力」
というものがあります。
これは、生徒一人ひとりが様々な意見を発信する中で、どのような意見も聞き逃さないように意識する「姿勢」にあります。
この姿勢を備えているだけで、例えば
・いじめの問題にいち早く気が付き対応することができる
・心のどこかで悩みモヤモヤを抱えている生徒の教員から見た違和感をキャッチできる
・良いことがあった生徒との話が盛り上がり、より関係が良くなる
傾聴力があるだけで、より良い教員への道がグッと近づきます!!!
「うなずき」
しっかり聴いてますよ!というアピールになることと、ちらっと下を向いてメモを取っていても話し手が
「聴いてくれているんだな」
と、思えて、雰囲気の良い討論になります。
また、うなずきがあることで話し手の意見を
「肯定的」
に、捉えているようになり、話し手が話しやすい環境を整えることができるのです。
メモをとる姿勢
ポイントはまた、一つだけ!
「チ・ラ・見♡」
です。
どこを「チラ見」するかというと、メモです。
上記のように、目線や体の向きは、ほとんどが話し手の方を向いています。
しかし、誰が何を言ったのかメモをしないと、まとめるときに情報が少なすぎます。
なので、「チラ見」なのです。
ずっと下を向いてメモを取っている姿は、一見一生懸命に見えますが、
「片手間で聴いている」
とも捉えられます。
目線の割合は、体感
話し手:メモ
=
8:2
くらいにしましょう。
あくまでも自分が
「面接官から見てどのように見えているのか」
を、意識しましょう!美意識です!
・・・今のところの自分の姿を想像してみてください。
目を見て、体を話し手に向け、よく聴き、うなずいて、下をちらっと向いてメモを取る。
正直これだけでも十分印象は良いはずです。
ここで自分の意見を二つほど言えれば、八割は取れるでしょう。
しかし、あららは満点をとりに行きます。
・・・。
よし。司会をやろう・・・。
司会はやるべし!練習を重ねれば気が付けばそこは「MY WORLD」
さぁついに最後になりました。
これができれば、満点近くとれるでしょう!
司会・・・となると、討論をまとめる手腕が問われます。
また、ネット上にも
「司会はやらない方が無難」などと書いてあります。
しかしあなたは、無難な教員を目指しますか?
普通でいいですか?
このブログの文章をここまで読んでいるあなたは、きっとそんなことないはずです!
より良い生徒を育てるには、自分がより良い教員でなければなりません!
ぜひ、挑戦してほしいと思います。
これからお話しするポイントを押さえて、しっかり練習をすれば、自分の思い描いていたイメージ通りの集団討論となるでしょう!計算通りです。
ポイントは4つです。
- はじめに手を挙げて、自分の意見を言ってしまう。
- スタートダッシュあとはあまり自分の意見は言わずに、司会業に徹する。
- 発言数の把握。
- 時間を見て仲間の意見を褒めながらまとめに入り最後に一言「これでよろしいですか?」
大前提として、
司会をやるあなたは絶対に仲間の意見を否定をしないでください。
NGワード
・それは違うと思います。
・でもさっきそれは〇〇さんが言ってましたよね?
などなど・・・
GOODワード
・貴重なご意見ありがとうございます!
・良い意見ですね!
・(前の意見と違う意見が出た後・・・)ありがとうございます!新しい意見が出ましたが、先ほど意見を言ってくださった〇〇さんはどう思いますか?
などなど・・・
否定をしてしまうと、その仲間が出した意見がなかったことにされ、その後発言しにくい空気が流れてしまいます。
そこを気を付ければ、あとは4つのポイントを押さえるだけ!!!
では、いきましょう!!!
はじめに手を挙げて、自分の意見を言ってしまう
あなたはこれから、討論のスタートダッシュを切ります。
面接官の
では始めてください
のあと、必ず一瞬の間ができます。
その瞬間に
では、私からいかせてください!
と、元気よく発言しましょう!
内容は正直そんなにいいことを言えてなくても、どうせほかの仲間が修正してくれます。
思い切りの良さが大切です。
勇気がいる行動ですが、練習して場数を踏めば、必ず慣れます。
残り3つのポイントを押さえて、モノにしましょう!
スタートダッシュあとはあまり自分の意見は言わずに、司会業に徹する。
スタートダッシュが決まったならば、その後この集団討論の舵取りはあなたです。
好きなように船を動かすことができます。
と、いうことは、他の仲間とは一歩リードの状態
「ポジション」
を得たのです。
少し想像してみてください。
あなたは友人5人とファミリーレストランでご飯を食べています。全員が司会者をして、うまく会話が成立しますか?
答えは、「可能性は限りなく低い」です。
集団の会話には、それぞれに適したポジションがあります。
・司会進行
・積極的に意見を発信してくれる人
・冷静に場を見て軌道修正する人
・別の視点からの価値観を持っている人
など
様々です。
このキャラクターが多ければ多いほど、討論、話し合いは盛り上がりを見せるのです!
さて、一早くポジションを得たあなたですが、あなたが意見を言いすぎると、逆に悪目立ちをしてしまいます。一つ抜きに出ている状態で、欲深くいかなくていいのです。
実はここが司会の最大のメリット!!
もう意見を言わなくてもいい!
もちろん絶対ではありません。
もし言うなら、誰も発言者が出なくなってしまい、討論が止まってしまったときです。
次に意見を出しやすいようなパスを出してあげましょう。
発言数の把握
「2.あらら流!集団討論でのわかりやすいメモのとり方!」であった、正の字がここで役に立ちます。
メモでとった正の字で
「誰が何回発言できたのか」
を把握し、発言数が少なかったり、緊張して一回も発言ができていない仲間に助け船を出すことができます。
Eさんの発言回数が少ないようなので、Eさんどうでしょうか?」
かっこよくないですか?笑
気配りができる教員な感じがしませんか?
しかし!気を付けるのはそのあとです。
それでも意見が出ない場合・・・です。
場の空気が一瞬凍り付きます。
が、司会というポジションを得ているあなたには、その氷を一瞬で溶かす力があります!
では、あとでまたあてるので、ゆっくり考えてくださいね!
さわやかですね。
こんな人がいたらあららは惚れます。
そのあと、目配せをしながら、雰囲気を見てあててあげましょう。
ここまでくれば、ある程度意見が出ているはずです。
最後のポイントにいきましょう!
時間を見て仲間の意見を褒めながらまとめに入り、最後に一言「これでよろしいですか?」
さぁ!ここで腕の見せ所です。
まとめの言葉を数少ない時間でまとめるのが大変ですよね。
まとめるコツは、以下の通りです。
・数人の意見を褒める。
・よく出てきたワードを使う。
・教員として常識的な答えを言う
答えは面接官は求めていません。そこまでの過程を見ています。
余りにもおかしなまとめでなければ、まとまります。
例えば
テーマ:「中高生のSNSを使った誹謗中傷を少なくするにはどうしたらいいですか?」
NGまとめ
・誹謗中傷は素直な意見だからどんどんしていく。ということにまとまりました。
・SNSを廃止すればいい。という意見にまとまりました。
など
GOODまとめ
・SNSの使い方を身近に捉えてもらうために、集会で演劇部がSNS問題について劇をしてみる。ということにまとまりました。
・SNSの専門家の先生を呼んで講演会をしてもらう。ということにまとまりました。
など
前向きな意見で終わるなら、OKだと思います。
そして最後に一言。決め台詞です。
これでよろしいですか?
目配せをします。
ここで
いや、ちょっと待ってください!
などという人は、大減点です。
あくまでも試験なので、過度な正義感はいりません。
これで乗り切りましょう。
面接官が声をかけてくれます。
以上でよろしいですか?
そしたら元気に
はい!
と言いましょう!
お疲れさまでした。これであなたは、満点です!!!「MY WORLD」を作り上げることに成功したんです!!!
【あららの小話】
私が受けた自治体は35分間でしたが、実は20分ちょっとで話がまとまってしまいました。
そのとき私がとった行動は
「ということで、あと13分ほど余ってますが、まとまってしまいました!どうしましょう!」
と、笑顔で面接官に助けを求めました。笑
すると面接官は
「良い雰囲気の討論だったし、終わっていいよ!」
ということになり、早めに終わりました。
完全に面接官も巻き込んだ
まさに「MY WORLD」でした。
この年に私は受かってます!
こんな感じでも受かるので、リラックスして、自分の力を発揮してきてください!
まとめ
集団討論を成功させる最大のポイントは
「協力姿勢」
です。
この姿勢をどのように表現していくのかが、課題となってくると思います。
話す内容については、準備をすることがないので、どれだけ普段から教育について考えて行動しているのか生活しているのかが肝になってきます。
人それぞれ経験してきているものが違うので、自分の経験談も踏まえながら話せるとよいですね。
いかがでしたか?少しイメージできたでしょうか?
上記で上げたポイントをまず見ながらでもいいので、友人や家族に手伝ってもらいながら練習してみましょう!
最初は必ず緊張します。
ポイントを押さえて場数を踏むことでその緊張は自信に変わります!
最後に作戦のおさらいです。
①メモ → あなたの集団討論を示す世界地図!正の字を付けて発言のバランスが確認できるようにする!
②印象 → 面接官からの見え方を意識する。話し手の方向に目も耳も心も向けよう!
③司会 → ぜひ練習!ポイントは否定しないことと、バランスをとること!
司会に関しては練習しておいて、本番にもし司会ができなかったとしてもその他のポイントを意識すればうまくいきます!
ポイントを押さえて練習をするかどうかで、あなたの試験結果が変わってきます!
ぜひ自信をもって、本番を迎えてください!
- 教採の最新情報が欲しい
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